「東京の新宿で栽培されている伝統的な野菜は?」と聞かれて、野菜の名前を当てることができる人は少ないかもしれませんね。
実は新宿で栽培されている伝統野菜は、「とうがらし」なのです。
そこで今回は、新宿区でお住まいを探している方へ向けて、「内藤とうがらし」の魅力をお伝えします!
辛いものが好きな方も、ぜひチェックしてくださいね!
新宿名物として復活!内藤とうがらしの歴史とは?
まずは内藤とうがらしとはどのようなものなのか、その歴史をたどりながら魅力をお伝えしていきましょう。
内藤とうがらしが誕生したのは江戸時代です。
徳川家の家臣「内藤藩」の領地を利用して作られた宿場町「内藤新宿」では、さまざまな野菜が栽培されました。
なかでもとうがらしは、お蕎麦の薬味として江戸の町民たちのあいだでブームになり、新宿は一大生産地になったのです。
しかし町が繁栄するとともに宅地化が進み、生産者が減っただけでなく、とうがらしよりも辛味が強い「鷹の爪」が出回ると、内藤とうがらしは衰退し絶滅してしまいました。
ところが2010年に市民グループが発足した、内藤とうがらしの復活を試みるプロジェクトで、当時の種を探し出し育てることに成功!
2013年には「江戸東京野菜」に認定され、いまでは東京のブランド野菜として注目されていますよ!
内藤とうがらしとは、江戸時代から現代へと、新宿の食文化の歴史を伝える大切な存在だといえるでしょう。
新宿名物の内藤とうがらしはどこで販売している?また楽しみ方とは?
続いて販売しているお店をご紹介しますね。
内藤とうがらしは新宿区百人町にある今田新聞店で、毎週水曜日の10時から13時に、定期イベントとして販売されています。
新聞店で販売とは、なんともユニークですよね!
さらに期間限定イベントとして、お祭りやデパートの特設会場、新宿駅のイベントコーナーなどで、加工品や苗が販売されます。
オンラインストアもあるので、ぜひ「内藤とうがらしプロジェクト」のホームページでチェックしてみてください。
次におすすめの楽しみ方をご紹介しますね。
葉とうがらしは、佃煮やにんにく炒めにすると、お酒のおつまみにぴったりです。
青とうがらしは、はちみつとバターと一緒にパンに塗るのがおすすめ!
酢漬けにした赤とうがらしは焼き肉や餃子のタレに、乾燥とうがらしはオリーブオイルに浸して寝かせれば、炒め物に大活躍しますよ。
すっきりとした辛さの内藤とうがらしは、さまざまな料理のアクセントになり、一度食べたらやみつきになるおいしさです!
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