目黒区では、クラウドファンディング型のふるさと納税をおこなっています。
自分で使い道を選べるタイプのふるさと納税で、興味・関心のある分野へ直接支援できる制度です。
クラウドファンディング型のふるさと納税とはどのようなものなのか、目黒区の取り組みとともに解説します。
目黒区のクラウドファンディング型ふるさと納税とは?
目黒区のふるさと納税は、ガバメントクラウドファンディング(GCF)とも呼ばれます。
ガバメントクラウドファンディングとは、各自治体が寄付金の使い道を具体的なプロジェクトに起こし、寄付者はふるさと納税を通して支援をすることができる制度です。
<目黒区の税収が減り続けている>
目黒区では、区外へふるさと納税する人が増えています。
そのため2019年度はおよそ21.6億円の減収が見込まれており、住民税の確保が喫緊の課題となっています。
そこで魅力的なプロジェクトを立ち上げることで、クラウドファンディング型の寄付金を募っています。
もちろん住民票が区内にある人が、目黒区に対して納税することも可能です。
目黒区のクラウドファンディング型ふるさと納税:「ヒーローバス」プロジェクト
目黒区に限らず、東京都内では十分な広さの園庭を確保できない保育施設が珍しくありません。
そこで目黒区ではクラウドファンディング型ふるさと納税を財源に、子どもたちと保育士を乗せて公園へ移動するヒーローバスの運用を開始しました。
徒歩では行けない公園でも、ヒーローバスがあれば子どもたちが安全に移動できます。
<3台目のヒーローバスが運行予定>
2018年11月より、最初のヒーローバスが運行開始しました。
そして2019年4月から2台目が運行開始し、駒沢オリンピック公園や駒場野公園などへ移動しやすくなりました。
2019年度は16の保育園が新規開設されたため、ヒーローバスの需要に応えるため3台目の運行が予定されています。
<子育て支援の寄付は引き続き募集中>
ヒーローバスそのものに対するふるさと納税の募集は、2018年をもって終了しました。
およそ250万円の寄付が集まり、賛同者にはお礼として子どもたちが描いた絵が贈呈されました。
なお子育てに関するふるさと納税は「目黒区子ども・子育て応援基金」にて、引き続き支援を募集しています。
区外へ流出していた資金が区内で使われるようになれば、子育て環境の改善・整備が進みます。
子どもに優しい街づくりに役立てられますので、子育てをしたいと考えている方におすすめです。
まとめ
目黒区による、クラウドファンディング型のふるさと納税について紹介しました。
子育てに関心のある方は活用してみてはいかがでしょうか。
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