新宿の「熊野神社」は、さまざまなご利益のあるパワースポットとして人気を集めています。
そこで「熊野神社」とはどんなパワースポットなのか、由緒や文化財について紹介します。
新宿にあるパワースポット:「熊野神社」の由緒
新宿総鎮守として知られる「熊野神社」の由緒は、室町時代に紀州の熊野三山より十二所権現を祀ったと伝えられています。
そのため江戸時代には、熊野十二所権現としても親しまれていました。
そして当時は滝や池に囲まれていたため、景勝地としての賑わいも見せていました。
最盛期には茶屋などが100軒以上並ぶなど、戦前から観光地やパワースポットとして人気のある神社です。
現在は「熊野神社」と改称し、櫛御気野大神と伊邪奈美大神を祭神に祀っています。
金運・勝負運のパワースポット
さまざまなご利益のある神社ですが、なかでも金運や勝負運を授かれるパワースポットとして知られています。
2011年のワールドカップで優勝を果たしたなでしこジャパンが、必勝祈願に訪れていたことでも有名です。
そのためサッカー日本代表のシンボル・ヤタガラスのお守りは、勝負運アップを願う参拝者の間で人気を集めています。
このほか商売繁盛や家内安全など、さまざまなご利益のあるスポットです。
新宿にあるパワースポット:熊野神社の文化財
パワースポットとして人気のある「熊野神社」には、滝や池を擁する景勝地であったことが示された「十二社の碑」があります。
1851年に建てられた記念碑には当時の様子が記されており、新宿区指定史跡にも選定されました。
新宿区指定有形文化財
境内には指定有形文化財もあります。
1773年に奉納された「七人役者図絵馬」には、当時人気だった歌舞伎役者と十二支の動物が描かれています。
そして「式三番奉納額」は2枚掲げられており、九代目・十二代目市村羽左衛門がそれぞれ奉納しました。
歌舞伎舞踊で演ぜられた式三番を描いたもので、当時の市村座にちなんでいます。
そして1829年に奉納された「水鉢」には、江戸後期に活躍した狂歌師・大田南畝による書が記されています。
●所在地:新宿区西新宿2-11-2
●アクセス方法:西新宿五丁目駅(都営大江戸線)より徒歩4分、都庁前(都営大江戸線)より徒歩5分、西新宿駅(丸ノ内線)より徒歩13分
●駐車場:あり
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