赤羽周辺にある「西蓮寺」は、貴重な歴史文化財を有する寺院です。
そんな赤羽周辺にある「西蓮寺」とはどんなスポットなのか、歴史や見所を紹介します。
赤羽周辺で歴史文化財に触れられる「西蓮寺」の歴史
赤羽周辺にある「西蓮寺」は、1278年から1288年頃に創建されました。
志茂地区を代表する歴史の長い寺院で、本尊として歴史文化財の阿弥陀如来坐像が安置されています。
江戸時代には寺子屋(現在の北区立岩淵小学校)が開設されるなど、地域に根ざした寺院です。
現在の本堂は1932年に再建されたもので、1990年代に入ると客殿や社務所なども新設されました。
そして境内には庭園が整備されており、四季折々の自然を楽しめます。
また大晦日には除夜の鐘がつけるのも、魅力的なポイントです。
花見を楽しめる
4月中旬には枝垂れ桜が見頃を迎え、お花見スポットとしてもおすすめです。
また5月にはサツキが楽しめるなど、境内で和やかな時間を過ごしたいときにぴったりです。
●所在地:北区志茂4-30-4
●開設時間:8時~17時
●アクセス方法:志茂駅(東京メトロ南北線)より徒歩5分
●駐車場:あり
赤羽周辺で歴史文化財に触れられる「西蓮寺」の見所
赤羽周辺の「西蓮寺」には、貴重な歴史文化財などの見所があります。
散歩コースにもなっている道に面しているので、ウォーキングの合間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
西蓮寺板碑群
板碑とは供養塔の一種で、鎌倉時代から戦国時代にかけて建立されたものです。
「西蓮寺」には11基の西蓮寺板碑群があり、阿弥陀如来や密教など当時の人々による信仰のあり方を示している文化財です。
11基のうち1基は墓地内、8基は本堂前に並んで建てられています。
墓地内にある板碑は、当時の住職が人々の来世安穏を願って建てたものであると伝えられています。
木造阿弥陀如来坐像
「西蓮寺」では、本尊として木造阿弥陀如来坐像を安置しています。
鎌倉時代初期に作られたもので、約1.3mの像全体は漆箔で仕上げられています。
檜材を用いた寄木造になっており、群青彩の頭部が特徴的です。
そして平安時代後期の定朝様と呼ばれる仏像彫刻でありながら、鎌倉時代の新しい様式も取り入れられている仏像です。
1996年には解体修復が行われ、造立当時の姿によみがえりました。
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