台東区浅草エリアで開かれる浅草サンバカーニバルは、日本最大級のサンバコンテストです。
三社祭、隅田川の花火大会に並ぶ下町のお祭りとして、その日は街中がサンバ一色に染まります。
今回は、本場ブラジルのサンバパレードにも引けを取らない、浅草サンバカーニバルの魅力を紹介します。
浅草サンバカーニバルはどんなお祭り?
浅草サンバカーニバルは、8月の最終土曜日に開催されるお祭りです。
1981年の開催以来、現在では50万人もの観客が熱狂する一大イベントに成長しました。
華やかなパレードはコンテストになっており、優勝を目指して出場チームがしのぎを削ります。
サンバにおけるパレードはテーマが定められ、表現力やストーリー性で評価されます。
・2リーグ制で競う
浅草サンバカーニバルは、2リーグ制で約20チーム(総勢5,000人)が競い合います。
S1リーグは150名以上の大規模チームが出場し、アレゴリア(山車)とPA車(音響車)も登場しますよ。
豪華絢爛なアレゴリアと合わせ、動くオペラとも評されるパフォーマンスが繰り広げられます。
またS2リーグは、30名〜150名のチームで構成されるリーグです。
S1より小規模ながらも、S1昇格を目指した熱いダンスパフォーマンスが見どころです。
このほか、企業チームによるテーマ・サンバリーグと、地元ブラスバンドらによるコミュニケーションリーグが大会を盛り上げます。
浅草サンバカーニバルの見どころ
・豪華絢爛な衣装
出場するチームは、それぞれ趣向を凝らした豪華絢爛な衣装を身にまとっています。
本場ブラジルから特注の衣装を用いるチームもあるほどで、演技を華やかなものにしてくれますよ。
・アレゴリアと楽器隊
浅草サンバカーニバルの見どころは、ダンサーや衣装だけではありません。
アレゴリアのスケールも桁違いで、壇上でも高度なパフォーマンスが展開されます。
さらに多くのチームが楽器隊による生演奏を行なっていますから、ぜひ演奏にも注目してみてください。
・会場ルート
浅草サンバカーニバルのスタート地点は、馬道通りの弁天堂付近です。
吾妻橋交差点より、雷門通りから国際通りに向けてダンサーたちが行進します。
もっとも観客の多い浅草駅付近は、ダンサーのパフォーマンスが特に白熱するエリアですよ。
そして沿道以外にも、隠れた鑑賞スポットがあります。
例えば浅草寺の境内や周辺の公園では、本番前にリハーサルをしているチームの姿が見られます。
浅草サンバカーニバルは13時から18時の長丁場ですから、場所を変えさまざまなエリアで鑑賞するのもおすすめです。
まとめ
浅草サンバカーニバルは、見どころがたくさんある年に一度のお祭りです。
今年は8月31日(土)に開催されるので、夏を締めくくる思い出作りに、ぜひ参加してみてください。