お寺は、その地域の歴史を学んだり風景に癒されたりする場所です。
都会である新宿区にも、おすすめの寺院は多くあります。
今回は、その中でも西念寺についてご紹介します。
新宿に住むときには、ふらっと寄れる場所なのでぜひ立ち寄ってみてください。
歴史を感じる西念寺の概要
西念寺はとても由緒があるお寺です。
起源はとても古く、徳川家康の家臣である服部半蔵によって創建されました。
なぜ、服部半蔵によって建てられたかと言うと、そこにはとても悲しい物語があります。
西念寺の起源・建てられた理由
織田信長は、徳川家康に対し長男である徳川信康の切腹を要求しました。
徳川家康は織田家との同盟関係維持のため、断腸の思いで切腹を言い渡しました。
その時に、介錯を任ぜられたのが服部半蔵です。
しかし、さすがの服部半蔵でも主君に刃を向けることはできず、大役を果たせませんでした。
このことから、世の無情を感じ仏門に入ることになります。
そして、信康をまつるためのお寺として西念寺が建てられました。
江戸城外郭にあったため、移動されてしまったお寺
西念寺は元は麹町清水谷あり、今の場所にはありませんでした。
1634年に江戸城外郭の拡張工事が行われた際に現在の場所に移されたのです。
新宿にある西念寺は、江戸城の歴史とも関連しているため江戸の歴史の勉強にもなります。
江戸城の歴史を調べてから訪れると、さらに深く知れるのでぜひ歴史を調べて、訪れてみてください。
●住所:東京都新宿区若葉2-9
●アクセス:JR中央線、東京メトロ丸ノ内線・南北線四ツ谷駅から徒歩8分
新宿にある西念寺の見どころ
西念寺は由緒がある寺院で、歴史的に価値のある見所が多くあります。
とくに有名な見どころをご紹介します。
服部半蔵が使っていたとされる槍
新宿区の文化財に登録されています。
「鬼半蔵」の異名をとり、家康公から頂いた槍が実際に飾られています。
とても大きく、普通の人間では持つので精一杯な大迫力の槍です。
服部半蔵の墓
新宿区の指定史跡になっています。
教育委員会による説明版もあり、現地で服部半蔵をよく理解できます。
新宿 西念寺の本堂
本堂にも展示物が多くあります。
中には、第二次大戦消失した書院の一部もあります。
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