若者の街としても知られる渋谷は、商業施設や観光スポットが多くあり、朝も夜もにぎわっているエリアです。
そんな活気にあふれた渋谷駅周辺には、古くから地元の方に親しまれているパワースポット「金王八幡宮」があるのをご存じでしょうか。
今回は、「金王八幡宮」の由緒やご利益、見どころについてご紹介します。
渋谷のパワースポット「金王八幡宮」の由緒やご利益とは?
渋谷駅から徒歩5分のところにひっそりとたたずむ「金王八幡宮」は、知る人ぞ知るパワースポットです。
周囲には高層ビルが立ち並んでいますが、境内へ一歩入ると静寂に包まれた神秘的な空間が広ります。
ご祭神として、八幡大菩薩とも称される第15代天皇の応神天皇が祀られており、交通安全や子授け、出世のご利益があると評判の高い神社です。
「金王八幡宮」は、1092年に創建されました。
武基の子武綱は武功により河崎土佐守基家の名をもらい、源義家がこれを八幡神の加護のおかげだとし、月旗をもって今の金王八幡宮の場所に勧請しました。
重家の代に禁裏の賊を退治し、堀河天皇より渋谷の姓をもらったことから、当時は渋谷八幡宮と称されていたそうです。
重家には子どもがいなかったため、夫婦で渋谷八幡宮に祈願を続けたところ、金剛夜叉明王が妻の胎内に宿る夢を見たあとに子どもを授かりました。
その子どもには、明王の上下二文字をもらい、「金王丸」と名付けたのです。
金王丸は17歳のころ、源義朝に従って保元の乱へ出陣し、大きな功績を残します。
そうして渋谷八幡宮は、金王丸の名声によって「金王八幡宮」と称されるようになりました。
渋谷のパワースポット「金王八幡宮」の見どころとは?
参拝と一緒に楽しめる「金王八幡宮」の見どころスポットを3つご紹介します。
御社殿
朱塗りの色鮮やかな御社殿には、豪華な漠や虎、龍などが施されていて見ごたえがあります。
渋谷区の有形文化財にも指定されており、大変価値のあるものです。
金王桜
一枝に一重と八重が入り混じって咲く非常に珍しい桜で、渋谷区の天然記念物にも指定されており、見ごろの季節になると多くの参拝者が訪れます。
源頼朝が金王丸の名を後世に残すべしと、鎌倉の館にあった桜樹をこの地に移植させ、「金王桜」と名付けたそうです。
金王丸御影堂
この金王丸御影堂には、金王丸が保元の乱へ出陣する際、自身の姿を彫刻し母に残したとされる木像が納められています。
これらのほかにも、御社殿と同様に有形文化財に指定されている神門や、古くから伝わる神輿などが展示されている宝物館など、「金王八幡宮」には見どころが満載です。
金王八幡宮の基本情報
●所在地:東京都渋谷区渋谷3丁目5-12
●アクセス:渋谷駅「C1」出口より徒歩約5分
●駐車場:参拝者用はなし
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