渋谷区には、長らくこのエリアで活躍してきた朝倉家の旧宅があります。
建物は歴史的な価値が認められ、重要文化財にも指定されたものです。
そこで「旧朝倉家住宅」とはどんなスポットなのか、建物の特徴や庭園についてご紹介します。
渋谷区の歴史スポット:旧朝倉家住宅の特徴
渋谷区にある「旧朝倉家住宅」は、東京府議会議長や渋谷区議会議長を務めた朝倉虎治郎によって建てられました。
母屋や土蔵、車庫などがあり、このうち母屋と土蔵は重要文化財に指定されています。
応接間にあたる杉の間は書院造になっており、杉材の木目を板目で見せているのが特徴です。
朝倉家の歴史
朝倉家は江戸時代より渋谷に定住し大地主となり、その後精米業を営むようになりました。
大正8年に朝倉虎次郎が現在の地に、旧朝倉家住宅を建設しました。
渋谷区の歴史スポット:旧朝倉家住宅の庭園と花ごよみ
渋谷区の「旧朝倉家住宅」は、崖線(がいせん)と呼ばれる地形を取り入れた回遊式庭園となっています。
線上に連なる崖からは、かつては富士山や目黒川、周辺の田園風景を楽しめる構成になっていました。
また多くの石灯籠などの添景物も配置されており、奥行きある風景を楽しめるスポットです。
「旧朝倉家住宅」の花ごよみ
歴史の長い「旧朝倉家住宅」は、四季折々の植物を楽しめるスポットです。
3月から5月にかけては、シダレザクラやオオムラサキツツジが見頃を迎えるほか、モクレンなども楽しめます。
そして6月にはアジサイやクチナシといった、夏の草花も観賞できます。
また11月下旬から12月上旬にかけては、イロハモミジの紅葉も楽しめる庭園です。
●所在地:渋谷区猿楽町29-20
●観覧料:100円(一般)、50円(小中学生)、年間観覧料500円
●開館時間:10時から18時(3月から10月)、10時から16時30分(11月から2月)
●休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
●アクセス方法:代官山駅(東急東横線)より5分
●駐車場:なし
なお新型コロナウイルス拡大防止のため、開館状況が異なる場合があるためご注意ください。
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